“心の畑”を耕す

僕が日頃携わっている「日経ビジネス課長塾」の受講者は
だいたい40代が中心です。

みな会社から期待されて来ている方ですから
自分の仕事に自信があるし
上司や部下との関係性も悪くない。

仕事に対しても前向きだし
チームや部下に対する意識も高い。
話せば話すほど個性が感じられて面白い。

ただ、その一方で
そうしたベテランに限って
自分の現状と違うやり方を示されたり
自分の能力が足りないと思うようなことが起きたりすると
抵抗を示す人も存在します。

「この話しはうちの会社には関係ない」
「このやり方はうちの部下には無理」
「その考え方は以前から知っている」
「僕の性格に合わない」
「忙しくてそんなことする時間はない」

そして1日かけてせっかく学んだことを
まるで教室のゴミ箱に捨てて職場に戻ってしまいます。

そんな方も
課長塾で6日間にわたり
自分とは違う価値観を持つ会社の人と
腹を割って話す機会を何度も持つことで
当初は抵抗していた気持ちが次第に柔らいでいきます。

すると講師の話や受講者同士の対話が
スッと心に響くことが増えてきます。
顔の表情や発言する言葉に変化が起きてきます。

僕はそれを
「心の畑が耕された」と言っています。

乾いてカチカチになった畑に種を蒔いても
すぐに風で飛んで行ってしまい
芽が出ることはありません。

でも耕された畑は
空気が入り水気も出て
種を蒔くと芽が出るわけです。

心がガチガチに乾いた状態で日ごろ仕事をしていては
新しいことをしようと思ったり
いつもと違うことをしてみようと思ったり
することはできません。

日ごろから目の前の仕事とは別に
映画を観たり、ライブに行ったり
漫才を見たり、テニスをしたり
家族と腹の底から笑う体験をしたり
小説を読んだり、学生時代の話で盛り上がったり。

単にストレス発散の場ではなく
心の畑を耕す機会を「取ろう」とすることが
自分のOSのバージョンを上げるために
大切なんです。

== 【本日の実践コンフォートゾーン】==

       日常から心を動かす機会を作るために
      どんなことができそうですか?

=============================

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

有限会社ブランディングハウス代表取締役
コンフォートゾーン研究所所長

1964年6月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。
1987年明治大学商学部卒業後、日経BP社に入社。
日経パソコンの販売で成功し、特別社長賞を受賞。
2004年に有限会社ブランディングハウスを設立し、自己変革プロデューサーとして活動。
2018年に「コンフォートゾーン研究所」を設立し、自己意識変革の研修・講演を実施。2023年から臨床心理士資格を目指し勉強中。

コメント

コメントする

目次