いつも忙しいから“楽”?

仕事の「優先順位付け」は
マネジャーに限らず仕事を抱える人にとっては
頭を悩ませる課題の一つです。

かの「7つの習慣」でも
3つめの習慣に出てくるキーワードです。

優先順位はよく
緊急度×重要度
に分解して考えられます。

緊急度も重要度も高い=第1象限
緊急度は低いが重要度は高い=第2象限
緊急度が高いが重要度は低い=第3象限
どちらも低い=第4象限

日ごろ第2象限の仕事(中長期視点)をしておかないと
第1象限と第3象限の仕事(短期視点)に振り回されることになります。

課長塾で扱う
「振り返り」「部下育成」「チームビルディング」などは
すべて第2象限にあたります。

いつも忙しくて
何でも後手になってしまうという人は

部下が育っていないから
任せることもできず
自分が何でもやらざるをえず
いつも時間がなくなって
トラブルが頻発して
その対応に追われてばかりで
チームの雰囲気が悪くなって
・・・
という状況に陥るわけです。

そして第2象限に手を付けるのは
「時間ができたら」
「もう少し業務量が減ったら」
「気持ちに余裕ができたら」
といった言葉を口にして
一向に状況を変えようとしません。

でも
「忙しさにかまける」というのは
ある意味
「コンフォートゾーン」だなぁと。

忙しい=やることが多い=〆切が決まっている
主導権は「仕事」が握っているわけです。

だから自分は「受身」になって
仕事に振り回されているほうが
やることを主体的に考えなくてもよくて
ある意味では“楽”なわけです。

一方で第2象限の仕事は
自分から方向性を決めて
目標を決めて
戦略を立てて
具体的にやることを決めて
スケジュールを立てなければ
前に進まない。
主導権は自分にあるからです。

あなたが毎日「忙殺されて」いるなら
自分は実は
ここにいとどまりたいのではないか?
と考えてみてはいかがでしょうか?

== 【本日の実践コンフォートゾーン】==

      忙しくて困るのか
        忙しくて楽なのか

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この記事を書いた人

有限会社ブランディングハウス代表取締役
コンフォートゾーン研究所所長

1964年6月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。
1987年明治大学商学部卒業後、日経BP社に入社。
日経パソコンの販売で成功し、特別社長賞を受賞。
2004年に有限会社ブランディングハウスを設立し、自己変革プロデューサーとして活動。
2018年に「コンフォートゾーン研究所」を設立し、自己意識変革の研修・講演を実施。2023年から臨床心理士資格を目指し勉強中。

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