アクセルを全開する経験

課長塾の若手合宿講座「リーダーシップ編」。
2日間の講座のクライマックスは
“スタンドアッププレゼンテーション”

「自分はこんな組織を作りたい。
そのためにこんなリーダーシップを取っていく」

それを90秒でチームメンバーに伝える。
本気度が伝わった、と思ったメンバーはその場で立つ。
全員が立ったら終了。

この内容を実施することになったとき、
企画側としての僕はまだ疑心暗鬼だった。
無理矢理受講者にそれをやらせて、意識変容は起きるのか?
気持ちが高ぶっても、一時のカンフル剤程度ではないのか?

しかしそれは杞憂だったことが
10分後にわかってくる。

こうしたプレゼンには慣れない若手ばかり。
最初は上手く話そう、キレイに話そう、論理的に話そう。
そればかり意識しているので
結果として相手に伝わらない。
誰も立ってくれない。
なにが足りなかったか、フィードバックを受ける。

しかし、何度もプレゼンを繰り返すたびに、次第に顔つきが変わってくる。
言葉に気持ちが入ってくる。
目に力がこもる。
身振り手振りが自然に大きくなる。
聞いているメンバーも前のめりになってくる。

そしてチームメンバーが全員立つ。
「伝わってきたよ!」
「エネルギーが違ったね」

そんな受講生を見ていたら
胸が熱くなってきた。

自分が「本気」になると
どんな感じになるか、わかったんだね。

職場では、こんな気持ちになることは
なかったんじゃない?

適度にブレーキを踏んで
自分が安全な法定速度を守って。

でも君は
実はもっとスピードを出せるエンジンを
積んでる車なんだぜ。

一度アクセル全開を経験すれば
自分は今どれくらいの本気度で
取り組んでるか
きっとわかるはず。

若手ほどコンフォートゾーンから出ることに抵抗がないみたい。

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この記事を書いた人

有限会社ブランディングハウス代表取締役
コンフォートゾーン研究所所長

1964年6月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。
1987年明治大学商学部卒業後、日経BP社に入社。
日経パソコンの販売で成功し、特別社長賞を受賞。
2004年に有限会社ブランディングハウスを設立し、自己変革プロデューサーとして活動。
2018年に「コンフォートゾーン研究所」を設立し、自己意識変革の研修・講演を実施。2023年から臨床心理士資格を目指し勉強中。

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