昨年上梓されて物議を醸したホリエモンの著書。
「多動力」(堀江貴文・幻冬舎)
さすがホリエモンだけに、煽り系の文が飛び交います。
「電話でしかやりとりできないような人 は、僕の時間を
無駄に奪う害悪だ。」
「無意味な仕事、割に合わない仕事、生理的嫌な仕事に
付き合わされそうになったら、無視してしまえば いいし、
それで 文句を言われるようならやめてしまえば いい。」
「僕 は 起業したときから 社長だったから、 打ち合わせ中 に
ケータイを見ていることについて、面と向かって文句を
言われたことはない。」
などなど・・・。
以前から、新入社員には読んで欲しくないなぁ、と思ってまして。
分別わきまえずに、表面的な行動や言動だけマネしたら
えらい目に遭う(^_^;)
しかしながら、そこに書かれていることは、
コンフォートゾーンから出るために必要なマインドセットが
たっぷり書かれています。
耳が痛い言葉も多く、結構刺さりました。
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日本人は、修業や下積み、球拾いなど、苦しいことを我慢して
行う美学が相変わらず 好きだ。
仕事が遅かったり、仕事に忙殺されてしまっている人は、
「 仕事はすべて100点を取らなくてはいけない」という
自己満足を、かなぐり捨ててみよう。
準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても
満足いくものはできないのだ。
やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。
「こんな質問をしたらバカだと思われる」と恐れることはない。
自分のことですらちゃんと覚えていないのに、 他人のことなんて
いちいち覚えていないに決まっている。
人間の記憶や関心なんて、そんなものだ。
恥をかく勇気、失敗する勇気さえもてば、どんどん免疫ができて
リスクを 取ることを恐れなくなる。
この勇気をもつことが 何よりも重要なのだ。
今、この瞬間から周りの人の目を気にするのをやめよう。
他人の振る舞いや失敗のことでいっぱいにならないのと同じ
ように、周りの人は 君のことなんてまったく気 にしていない。
成功している社長にはバカが多い。
バカだから「 恥ずかしい」とか「失敗したらどうしよう」
などという「 感情」を通り越してやってしまう。
たとえ素っ頓狂な意見であっても、膠着状態を破り、
一番最初に手を挙げて意見を言える人間は、それだけで価値がある。
一人が手を挙げれば、あとの人間も手を挙げやすくなる。
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