育つ機会を“奪う”

ハーバードの人生を変える授業」(タル・ベン・シャハー著)はハーバード大学で一番人気講座「ポジティブ心理学」の教鞭を執る著者が書いた「人生のワークショップ」的な本。52のテーマがあり、それに対して自分はどうするか、を考えさせる様式になっています。

その中で響いた子育てについての一節をご紹介します。

「子を育てる」
自らが辛い経験をしたことのある親の多くは、自分の子供達にはもっと言い人生を送って欲しいと願っています。
子供にはできれば不愉快な経験を避けて通って欲しいと親が願うのは美しいことですし、その願いは子供に対する愛情と気配りから生じたものです。

しかしこうしたことを望む親たちが見落としてしまいがちなことがあります。
それは困難から子供達を守ることは、短期間であれば子供達の人生をより快適にできても、結果的には、自信や、失敗から回復する力、人生の意義を知ること、そして対人関係に関する大切なスキルを身につける機会を、子供達から奪っているかもしれないということです。

健全な発達と成長のためには、子供たちが自ら失敗に対処し、困難な時期を切り抜け、つらい感情を経験することが必要なのです。
(中略)
「子供達に自力で困難に挑戦する機会を与える」とはどういうことか考えてみてください。

子供に対する親のあり方は、わかっていても変えられないことの代表格です。
あなたはお子さんの成長のために、どんな機会を与えていますか?

【本日の実践コンフォートゾーン】

  困難に挑戦する機会を与える、とは何をすることか?

  

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この記事を書いた人

有限会社ブランディングハウス代表取締役
コンフォートゾーン研究所所長

1964年6月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。
1987年明治大学商学部卒業後、日経BP社に入社。
日経パソコンの販売で成功し、特別社長賞を受賞。
2004年に有限会社ブランディングハウスを設立し、自己変革プロデューサーとして活動。
2018年に「コンフォートゾーン研究所」を設立し、自己意識変革の研修・講演を実施。2023年から臨床心理士資格を目指し勉強中。

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