BLOG

自分の“安全地帯”から一歩踏み出すヒント

  1. HOME
  2. ブログ
  3. オススメ本
  4. GE社内で使われる「コンフォートゾーン」という言葉

GE社内で使われる「コンフォートゾーン」という言葉

【コンフォートゾーン研究所:レポート10号】

「GEの口ぐせ」(安渕聖司著・PHPビジネス新書)

グローバルカンパニーGEの社風を日本GE社長の安渕聖司さんが紹介した本。
なんとジャック・ウェルチも含め、120年の歴史上、CEOの9人全員が内部育成だと。

そんなGEのミッション共有から社風、仕事の進め方、議論の仕方、考え方のポリシー、「クロトンビル」で有名なリーダー育成、評価の仕方など、一般論でなく、活きたわかりやすい言葉で書かれています。

これだけ読むと「人が育つ」「仕事で成長する」環境が卓越していて、人材輩出企業であることも頷けます。
もちろん実際はいろいろあるのでしょうけど(^_-)

で、そのGEでも出てきますよ「コンフォートゾーン」。
==================
「out of the box」と同様にGEでよく使われるのが
「コンフォートゾーン(心地よい区域)」という言葉です。
自分の得意分野や慣れた業務ばかりをやっていると、
「コンフォートゾーンから出てチャレンジしなければ成長しないよ」という指摘を受けることになります。
「これ、コンフォートゾーンをまだ出切っていないね」という言葉もよく使われます。

(p200〜)

そしてストレッチの背景には、ポテンシャルを持った人材がもっと成長するには、やはりストレッチが必要なのだ、という考え方があります。
人はどうしてもコンフォートゾーンで仕事がしたくなる。
しかし、その中で100のパフォーマンスを出しても、その箱自体は大きくならないのです。
(p216)
==================

社員が傷のなめあいをしたり、できないことを自己正当化したりせず
互いに高めあう文化が根付いているとしたら、それはとてつもなく人としてのOSのバージョンアップができます。

リーダーや人材開発関係者には必読の本です。

関連記事

ブログ執筆者

当研究所の所長中川です。約15年にわたるビジネスマンの研修現場での経験を踏まえ、自分のコンフォートゾーンから一歩を踏み出すためにはどうしたらいいかの研究をしています。