GE社内で使われる「コンフォートゾーン」という言葉

【コンフォートゾーン研究所:レポート10号】

「GEの口ぐせ」(安渕聖司著・PHPビジネス新書)

グローバルカンパニーGEの社風を日本GE社長の安渕聖司さんが紹介した本。
なんとジャック・ウェルチも含め、120年の歴史上、CEOの9人全員が内部育成だと。

そんなGEのミッション共有から社風、仕事の進め方、議論の仕方、考え方のポリシー、「クロトンビル」で有名なリーダー育成、評価の仕方など、一般論でなく、活きたわかりやすい言葉で書かれています。

これだけ読むと「人が育つ」「仕事で成長する」環境が卓越していて、人材輩出企業であることも頷けます。
もちろん実際はいろいろあるのでしょうけど(^_-)

で、そのGEでも出てきますよ「コンフォートゾーン」。
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「out of the box」と同様にGEでよく使われるのが
「コンフォートゾーン(心地よい区域)」という言葉です。
自分の得意分野や慣れた業務ばかりをやっていると、
「コンフォートゾーンから出てチャレンジしなければ成長しないよ」という指摘を受けることになります。
「これ、コンフォートゾーンをまだ出切っていないね」という言葉もよく使われます。

(p200〜)

そしてストレッチの背景には、ポテンシャルを持った人材がもっと成長するには、やはりストレッチが必要なのだ、という考え方があります。
人はどうしてもコンフォートゾーンで仕事がしたくなる。
しかし、その中で100のパフォーマンスを出しても、その箱自体は大きくならないのです。
(p216)
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社員が傷のなめあいをしたり、できないことを自己正当化したりせず
互いに高めあう文化が根付いているとしたら、それはとてつもなく人としてのOSのバージョンアップができます。

リーダーや人材開発関係者には必読の本です。

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この記事を書いた人

有限会社ブランディングハウス代表取締役
コンフォートゾーン研究所所長

1964年6月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。
1987年明治大学商学部卒業後、日経BP社に入社。
日経パソコンの販売で成功し、特別社長賞を受賞。
2004年に有限会社ブランディングハウスを設立し、自己変革プロデューサーとして活動。
2018年に「コンフォートゾーン研究所」を設立し、自己意識変革の研修・講演を実施。2023年から臨床心理士資格を目指し勉強中。

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